2020年が終わりそうなので

ブログを始めようと思います。

始めよう、始めようと思っていて、結局もう年末になってしまった。今年は世界が混迷を極めていたが、同じくらい自分も混迷を極めていて、ずっとジタバタしていた気がする。そもそも、何を書くべきかというのも漠然としていて、その漠然さに形を与えるのにもためらいや恐怖があって、あまり気が進んでいなかったのだけれど。とりあえずは、今年触れた作品の中で、真に感動したものの感想や覚書を少し書こうと思い立ちました。そこから何かを広げたくなったら、そのうち広げていこうかな…などと。

昔から「自分の心を大きく揺さぶったものの素晴らしさを、とにかく誰かに伝えたい」という強烈な欲望があって、それをどういう形でやればいいのか、ずっとわからないままになってしまっていた。おそらく、批評などの形になるんじゃないかと思ってきたのだけれど、でもよく考えたら別になにかを論じたいわけじゃないので上手くいかなくて。逆に読書感想文みたいなものは素直に書けそうな気はするのだけれど、それじゃあ書く意味がない気がしていて、ずっと手付かずのままになってしまっていた。でも、率直に長めの読書感想文みたいなものを一度書いてみて、それがどんな文章になるのか、確かめてみてもいいのかなと思い始めたのです。読書感想文という言葉にまとわりつく残念でつまらなそうな印象は、学生のときに好きでもない本の読書感想文を全然うまくかけなくて辛かった記憶からきているのだろうと思うのだけれど、もうそうとしか言いようがないのだからしょうがない。一応、取り上げる作品については、自分なりの基準を作ってみました。

①本は、故人のもののみを取り上げる

②映画は、洋画のみを取り上げる

③演劇は、実際に劇場で鑑賞したもののみを取り上げる

基準についてアレコレ言っても仕方ないのだけれど、一応これが私の中では気持ちよく、誠実に書けるルールな気がするので、まずはこれでやってみようと思っています。なので、この基準に当てはまっていない、という理由で漏れているものがあるのだけれど、それについてはまたおいおい考えていきます。では、少しずつ始めていき、年末までにすべて書き終えられるといいな。